スマートな巻き取り
STOBERの中心巻取機

重要なのは品質。

プラスチック加工、紙加工、繊維加工、板金加工といったさまざまな業界では、後続の加工ステップのために一定の張力でウェブ状連続材の巻き解き、巻き取り、または巻き付けを行う必要があります。

その際に、適切な巻回方法の選択は、機械的条件および加工される材料に大きく左右されます。ただし、巻回技術の質はその後の加工工程にとって非常に重要であるため、特定の巻取機タイプの使用も決定することになります。

主な課題。

一般的に、巻取機はドライブ、材料ウェブ、さらに性能に関する要求事項などによっては一連のセンサで構成されます。巻成体の中央シャフトが駆動される場合、これは「中心巻取機」アプリケーションと呼ばれます。

重要なこと:

張力が一定であれば、加工中に材料が破れたり詰まったりすることは決してありません。さらに、巻き取り中または巻き解き中にローラの直径が変化し、それに応じて直径が大きくなったり小さくなったりします。したがって、中心巻取機の設計時には直径が決定的な要素になります。

材料ウェブの張力を一定に保つためには、センサが巻き径を検知するか、あるいは複数のシステム変数を用いて巻き径を計算し、それに応じてモータの回転数を制御する必要があります。この過程では、材料ウェブの現行速度と巻取機軸の回転数が極めて重要なファクタになります。

効率的でフレキシブルなソリューション。

STOBERのソリューションは、引張力の制御によってスムーズな巻き取り、巻き解き、巻き付けを可能にします。これによって、STOBERのSD6、SC6、SI6シリーズの単軸・ニ軸コントローラを位置、速度、トルク/力の制御タイプで、ドライブベースのモーションコントロールを柔軟に行うことができるようになります。

STOBERの中心巻取機

STOBERの中心巻取機では間接的に張力を制御できるため、追加の高価な測定システムは不要です。その際に、ウェブ張力は設定されたプロセスパラメータに基づいています。モータは、ウェブ張力と巻き径から算出されたトルク規定値で作動し、 トルクリミットはそれに合わせて調整されます。

このトルクリミットは、張力制御軸の変化する巻き径または固定ローラ径の関数として適応されます。

メリットは「技術者による技術者のためのアプリケーション」

当社のアプリケーションを使用することで、追加の高価なセンサは不要になり、 その結果、材料費と実質コストを節約することができます。

それだけではありません。いわゆる「リードユーザー原理」によって、プラスチックフィルム生産業界の顧客と協力してアプリケーション開発ができる、というメリットもあります。

具体的に言えば、設計段階から専門家が要求事項を定めるということです。現場で実証済みの的を絞ったテストや、 継続的に導かれた修正によって 納得のいく結果が得られます。

sd6 si6 sc6

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STOBERのシステムインテグレーション部門責任者、マティアス・マイヤリング

このアプリケーションでは巻成体が中央シャフトによって駆動されるため、他の巻き取りドライブの使用時よりも複雑で、制御技術的な観点から扱いが煩雑です。中心巻取機の場合、良好な張力制御を得るために摩擦補償や加速度補償などが必要です。

重要な点は、システムの機械損失をできる限り低く抑えることです。そのためには、適切なモータと摩擦損失の低い高効率な減速機を選定する必要があります。さらに、ドライブコントローラはトルクまたは電流の制御にも優れていなければなりません。

当社の駆動システムはこれらの要求事項をすべて満たしており、お客様に適した最も効率的なソリューションを提供いたします。

STOBERのシステムインテグレーション部門責任者、マティアス・マイヤリング

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